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ユーロの量的緩和


今更感がありますが、ブログの更新が停滞していた間に為替情勢が変化したので追加して置きます。

2015年1月、ECBが量的緩和実施を決定しました。
それによりユーロ安が進行し、
アベノミクスと共に堅調に推移していたユーロ円の伸びに影を落とす事になりました。

更に量的緩和は上昇・下落比率に変化させるだけでなく、少々厄介な副次的な効果を伴います。
その影響が顕著に表れたのは去年8月、現在タイムリーなネタとなっている中国の信用不安による円高です。
通常こういったリスクが浮上した場合、退避先として円が選ばれます。
ですが、去年のパターンでは他のクロス円に比べてユーロ円の上げ幅が余りにも緩やかな結果に。
一体何故なのか。


答えは、現在のユーロは円と同じ様な状況だからです。
市場に大量のお金を投入すれば、相対的にその通貨の価値は下がります。
そうなるとその通貨の投資価値も下がり、投資家達は他の投資先を探して資金を引き上げる訳です。

つまり今まで円安ユーロ高が常となってた状況が変化してしまい、
大勢のトレンドとの不一致が生じてしまったのです。
リスク選好時には売られていたユーロは、逆に回避時には円と同様の退避先として機能する事に。
円安を軸にトレードを組立てている私の様なトレーダーには、些か面倒な相場になってしまいました。
では、どうするべきか。
私の導いた結論は、以下の通りです。

思い切って、ユーロを切り捨てる。
これまでトレード候補に組み込んでいた通貨を選択肢から排除し、無かった事にしてしまう訳です。
トレードルールを乱す原因をすっぱり排除し、残った通貨へとトレード比率を分散します。
ユーロの上下落率を手放す事は躊躇いましたが、
本来トレードすべきでないタイミングでエントリーしてしまう脅威を取り除く事を最優先に考えました。
短期的には利益が減ってしまうかも知れませんが、
好不調のサイクルを考えれば長期的には収束して行くと思います。


次に、量的緩和の効果を理解する為にデータを載せて置きます。

 ・ドル円、ユーロ円の推移比較

通貨ペア 2013年 2014年 2015年
ドル円 86.625→105.232
(△21.4%)
105.232→119.757
(△13.8%)
119.757→120.163
(△0.3%)
ユーロ円 114.427→144.776
(△26.5%)
144.776→144.973
(△0.1%)
144.973→130.649
(▼9.0%)


 備考1:2013年4月、日銀が量的緩和(異次元緩和)を実施
 備考2:2013年12月、FRBが量的緩和縮小を発表
 備考3:2014年10月、日銀が追加金融緩和を実施
 備考4:同月、FRBが量的緩和を終了
 備考5:2015年3月、ECBが量的緩和を実施
 備考6:2015年12月、ECBが量的緩和拡大

以上の背景を考えると、量的緩和が為替に大きく影響している事が分かります。
アベノミクスに一服感が見えた2014年も米ドルは高い伸び率を維持していますが、
ユーロ円はほぼ変わりがありません。
逆に、ECBが量的緩和を導入した2015年は下げに転じています。
ユーロ圏は様々な地政学リスクがあるので単純な比較は出来ませんが、
検討する余地は大いにあると思います。


 ※注意事項

量的緩和(特に米ドル・ユーロ・円の三大通貨)は相場に大きな影響を与えます。
ですが、各通貨には強弱があり必ずしも上記通りに推移するとは限りません。
例を挙げれば、2013年のドル円は日本・アメリカの量的緩和がかち合いながらも円安になっています。
また、2015年のユーロ円も4・5月は他通貨と同じく上昇の流れに乗っています。
トレードルールの参考にする際は、その点に御留意頂きたいと思います。

以上、お付き合い頂き、ありがとうございました。


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[ 2016/01/13 17:48 ] 通貨情報 | TB(0) | CM(0)

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